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BRICs株に続く有望な投資先としての新興国はどこだ、
ということで様々な国が挙げられていますが、
フィデリティ投信はアジアに続く成長市場として注目しているのが
東欧・中東・アフリカ地域なのだそうです。
またシュローダー証券投信投資顧問は
中南米諸国を注目しているようです。
さて、どこの新興国が有望なのか?
それとも新興国が世界的に同時成長するのか?
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「次はどこ?」。エマージング・新興国市場への投資でリターンを狙う個人投資家の間ではBRICsに続く次の高成長国・地域探しが熱を帯びている。こうしたニーズに応えて、フィデリティ投信が打ち出した新キーワードが「EMEA」(イミア)。東欧や中東、アフリカを総称した言葉で、同社はEMEA地域へ投資する投資信託商品を9月10日に発売した。一方、シュローダー証券投信投資顧問はラテンアメリカ株に投資する投信を発売。投資家にとっては地域面での選択肢が広がっている。
フィデリティ投信が、アジアに続く次世代の成長市場として注目するのが東欧・中東・アフリカ地域。「EMEA」とは、「Emerging Europe, Middle East and Africa」の略だ。ここで言う東欧にはロシアを含む。
「EMEA」地域にはロシア、南アフリカ、中東など、天然資源の豊富な国が多い。大規模なインフラ投資が見込まれている上、合計で約15億人ともいわれる巨大な人口を背景に、消費市場の拡大が期待されている。こうした成長余力が大きそうな地域への投資を通じて、先進国向けを上回るような高リターンを期待する投資スタイルを提案している。
同社が設定した「フィデリティ・EMEA(イミア)・ファンド (3カ月決算型)【追加型株式投資信託/ファンド・オブ・ファンズ】」(以下、フィデリティ・EMEA・ファンド)はイミア(東欧・中東・アフリカ)地域に重点的に投資するファンドだ。この地域に本社があるか、事業活動の中心がそれらの地域である企業の株式が主な対象となる。9月27日に設定、運用が始まる予定だ。
「EMEA」地域が有する天然資源は、グローバル化の恩恵を受け、価格が上昇基調にある物が多い。経済発展を追い風にした、海外からのインフラ投資も増える傾向で、それらの結果として、さらに消費拡大が期待できるという、プラスの循環が広がっている。投資先として見た場合も、魅力的なテーマに富む地域と言える。
「フィデリティ・EMEA・ファンド」の説明資料によれば、「EMEA」地域の経済は世界の成長市場の約3割と、アジアに次いで高い比率を占めているという(この場合の「成長市場」とは、過去5年間(2002~2006年)のGDP成長率が実質GDPベースで米国を超える国を指す)。
ラテンアメリカ株への投資を提案しているのはシュローダー証券投信投資顧問。資源と人口に恵まれた肥沃な南米大陸にあって、世界の供給基地として存在感が高まるラテンアメリカ諸国の株式に分散投資するファンド「シュローダー・ラテンアメリカ株投資」を9月27日に設定する。販売は野村証券が扱う。
当初想定されている投資対象国は、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アルゼンチン。ただし、投資対象国は変更される可能性がある。
ラテンアメリカ諸国にはBRICsの一角を成す大国ブラジルをはじめ、豊富な天然資源や農産物、人口に恵まれた国が多い。1980年代以降、ラテンアメリカ諸国の多くが民主化を果たし、経済改革、市場開放が進んだこともあって、海外資本によるラテンアメリカ諸国への直接投資・輸出は拡大基調にある。インフレ抑制を優先する金融政策を採り入れた結果、インフレ率の低下も見られる。経済成長に支えられた個人消費拡大に伴う内需の勢いにも期待が大きい。
株式市場の活況も、ラテンアメリカ株式市場への投資が魅力を帯びる背景になっている。ラテンアメリカ株式市場はここ数年にわたって、先進国株式市場を上回る堅調な推移を続け、株式資本利益率(ROE)や株価収益率(PER)の水準で先進国を上回るケースも珍しくないという。
フィデリティ投信もシュローダー証券投信投資顧問も、外貨建て資産については原則として為替ヘッジをしない。為替リスクがあるので、十分に説明を受けて、余裕資金で投資する形をとりたい。
(日本経済新聞 - 2007年9月13日)
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ということで様々な国が挙げられていますが、
フィデリティ投信はアジアに続く成長市場として注目しているのが
東欧・中東・アフリカ地域なのだそうです。
またシュローダー証券投信投資顧問は
中南米諸国を注目しているようです。
さて、どこの新興国が有望なのか?
それとも新興国が世界的に同時成長するのか?
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「次はどこ?」。エマージング・新興国市場への投資でリターンを狙う個人投資家の間ではBRICsに続く次の高成長国・地域探しが熱を帯びている。こうしたニーズに応えて、フィデリティ投信が打ち出した新キーワードが「EMEA」(イミア)。東欧や中東、アフリカを総称した言葉で、同社はEMEA地域へ投資する投資信託商品を9月10日に発売した。一方、シュローダー証券投信投資顧問はラテンアメリカ株に投資する投信を発売。投資家にとっては地域面での選択肢が広がっている。
フィデリティ投信が、アジアに続く次世代の成長市場として注目するのが東欧・中東・アフリカ地域。「EMEA」とは、「Emerging Europe, Middle East and Africa」の略だ。ここで言う東欧にはロシアを含む。
「EMEA」地域にはロシア、南アフリカ、中東など、天然資源の豊富な国が多い。大規模なインフラ投資が見込まれている上、合計で約15億人ともいわれる巨大な人口を背景に、消費市場の拡大が期待されている。こうした成長余力が大きそうな地域への投資を通じて、先進国向けを上回るような高リターンを期待する投資スタイルを提案している。
同社が設定した「フィデリティ・EMEA(イミア)・ファンド (3カ月決算型)【追加型株式投資信託/ファンド・オブ・ファンズ】」(以下、フィデリティ・EMEA・ファンド)はイミア(東欧・中東・アフリカ)地域に重点的に投資するファンドだ。この地域に本社があるか、事業活動の中心がそれらの地域である企業の株式が主な対象となる。9月27日に設定、運用が始まる予定だ。
「EMEA」地域が有する天然資源は、グローバル化の恩恵を受け、価格が上昇基調にある物が多い。経済発展を追い風にした、海外からのインフラ投資も増える傾向で、それらの結果として、さらに消費拡大が期待できるという、プラスの循環が広がっている。投資先として見た場合も、魅力的なテーマに富む地域と言える。
「フィデリティ・EMEA・ファンド」の説明資料によれば、「EMEA」地域の経済は世界の成長市場の約3割と、アジアに次いで高い比率を占めているという(この場合の「成長市場」とは、過去5年間(2002~2006年)のGDP成長率が実質GDPベースで米国を超える国を指す)。
ラテンアメリカ株への投資を提案しているのはシュローダー証券投信投資顧問。資源と人口に恵まれた肥沃な南米大陸にあって、世界の供給基地として存在感が高まるラテンアメリカ諸国の株式に分散投資するファンド「シュローダー・ラテンアメリカ株投資」を9月27日に設定する。販売は野村証券が扱う。
当初想定されている投資対象国は、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アルゼンチン。ただし、投資対象国は変更される可能性がある。
ラテンアメリカ諸国にはBRICsの一角を成す大国ブラジルをはじめ、豊富な天然資源や農産物、人口に恵まれた国が多い。1980年代以降、ラテンアメリカ諸国の多くが民主化を果たし、経済改革、市場開放が進んだこともあって、海外資本によるラテンアメリカ諸国への直接投資・輸出は拡大基調にある。インフレ抑制を優先する金融政策を採り入れた結果、インフレ率の低下も見られる。経済成長に支えられた個人消費拡大に伴う内需の勢いにも期待が大きい。
株式市場の活況も、ラテンアメリカ株式市場への投資が魅力を帯びる背景になっている。ラテンアメリカ株式市場はここ数年にわたって、先進国株式市場を上回る堅調な推移を続け、株式資本利益率(ROE)や株価収益率(PER)の水準で先進国を上回るケースも珍しくないという。
フィデリティ投信もシュローダー証券投信投資顧問も、外貨建て資産については原則として為替ヘッジをしない。為替リスクがあるので、十分に説明を受けて、余裕資金で投資する形をとりたい。
(日本経済新聞 - 2007年9月13日)
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